ジ・エイジ・オブ・アッズ [日本盤のみ 歌詞/対訳付] / スフィアン・スティーヴンス

ジ・エイジ・オブ・アッズ [日本盤のみ 歌詞/対訳付]

ジ・エイジ・オブ・アッズ [日本盤のみ 歌詞/対訳付] / スフィアン・スティーヴンス

Artist:スフィアン・スティーヴンス
Label:Pヴァイン・レコード
発売日:2010-10-13

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カスタマーレビュー

ノイズ、ゆらぎ、音響からエレクトロ、ストリングス、ホーン、コーラスまでを取り込んだ壮大な音楽

彼の最高傑作。アメリカ51州や高速道路というコンセプトなしに自分の音楽を展開した結果、ブライアン・ウィルソン、ヴァン・ダイク・パークスの後継者として期待される彼の才気が無際限に開花していると思います。ノイズ、ゆらぎからエレクトロ、ストリングス、ホーンまでを取り込み、美しいメロディを編曲していくさまは分裂症的でもあり、偏執病=ひきこもり的でもあります。大きな起伏とうねりのある音の世界です。
25分以上に及ぶ最後の11は、大力作。
70年代のデヴィッド・ボウイ、80年代のプリンス、90年代のBECKと同じカリスマ的な役割を、2000年代以降、カニエ・ウェストとともに担っているのが、スフィアン・スティーブンスだということを決定的にした名盤中の名盤になることでしょう。しかし、歌詞が痛みに満ちているところもいかにも2010年の音楽と言えるでしょう。日本盤のみ歌詞・対訳つき。

今作で初めてSufjan Stevensを知ったと言う人にもオススメの1枚

勿論以前からのリスナーにとっても間違いのない1枚です。
アートワークはルイジアナ出身の黒人看板画家、Royal Robertson (1936-1997)のものだそうです。
今までSufjan Stevensはアメリカ50州の各州をテーマにした『Greetings From Michigan the Great Lake State』、『Come On Feel The Illnoise』を発表していますが、今作ではそう言った具体的なコンセプトは無いそうで(厳密に言えばアートワークからして何かしらのテーマはありそうですが)、個人的にはその為なのか、1曲1曲のメロディーのキャッチーさ、ポップさが際立っていたように感じます。
幾つもの楽器を自在に演奏出来る確かな技術があっての自由な発想こそがSufjan Stevensの持ち味だと思っていましたが、今作ではソングライティング能力の高さを再認識させられた気がします。
最後のトラックであるImpossible Soulは1曲で25分を超えていますが、音使いやメロディーが素晴らしく、曲の長さを感じさせません。
1曲1曲はポップでありながら作品全体がアートと言う素晴らしい1枚。同じミュージシャン達に支持されるのも納得です。
今作からSufjan Stevensを好きになったと言う方には『Greetings From Michigan The Great Lake State』もオススメします。

裸のスフィアン

新作はSufjan Stevens史上もっともヒリヒリする作品。
自己と向き合い続けてしまった結果、恋人への小さな感情が悲惨の膨張し、
死に向かってさえいてそこに寄り添う音楽もバンバンはじけまくる。
前作インストのBQEは個人的にスティービーワンダーの「シークレットライフ」と被る。
BQE時のスフィアンでは「僕にはもうアルバムや曲に対する信念もない」という発言をした。
(http://ro69.jp/news/detail/27353)
BQE自体が強烈に膨張したポップの狂気であったように思える。
アメリカの車社会という映画と自己を重ねたような。
そして新作The Age of Adzは、アメリカ社会や文化や宗教などの対比するものがないぶん、
スフィアン自身がその音楽に対して裸になった。
彼に対してはBrian WilsonやTodd Rundgrenにある危険なポップの闇と同じものを感じる。
彼の膨張する天才的な音世界が、パーンと破裂して終わってしまわないで、
彼なりに緩やかに別の形に膨らましてほしいなと思います。
音作りに関してはもうスフィアンの集大成になってると思う。
イリノイ期の変拍子などはなくなったけれど、
シンセとコーラスと小楽団が「完成されたごった煮」となった。
今後も彼の音作りのスタンダードになるんじゃないかな。
歪んだ男のラブソングから次第に宇宙と神についての歌詞と、
ブックレットにある色んなロバートソンの絵も、どこかブッ飛んでる。
黒人看板画家の故ロイアル・ロバートソンの世界が本当に今作のスフィアンとぴったし合う。
8曲目のVesuviusでは、ついに自分の名前を歌詞につかってる・・
歌詞の中で彼は自分に、小道に進め(差し迫った死についての記事にたどり着く)、
炎や心に従え(床に転がらせ)と命じ、殺人鬼の幻によるパニックを見せる。

今年のベストアルバム候補

Pitchforkで年間ベストアルバムに輝いたイリノイは正直言ってあまり良いとは思えなかった。
そんな経緯もあってか、あまり期待せずに今作をなんとなく視聴してみたら何かひっかかるものがあった。
今作はPitchforkで25位という微妙な順位ではあるが、個人的に年間ベストアルバム級の素晴らしさだと思う。
このアルバムの良さというのは言葉に表しにくい。
天才の暴走とでも言うべきか。
音はドラムマシーン等の導入で派手になり、謎の中毒性を併せ持つコーラスに支配される楽曲群。
そしてとにかくキャッチーでポップなメロディ。
1曲1曲もかなり長く、展開が大げさだと思うぐらい派手できいていて楽しい。
特に最後のImpossible Soulは25分を超えている。
あと、長い曲の間に2~3分のポップソングを挟むことでアルバムの流れをとてもスムーズにしている。
Jonsi/Goと並んで今年のベストアルバム候補です。
一回聴いただけじゃ良さは伝わりにくいかもしれませんが
http://sufjanstevens.bandcamp.com/
で2曲フリーダウンロードをしているので聴いてみて引っかかるものがあった方はぜひ購入を!
日本盤にはボーナストラックはついてきませんが、Sufjan Stevensの狂気の歌詞世界を味わえる対訳つきです。

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