REVOLVER / BEATLES

REVOLVER

REVOLVER / BEATLES

Artist:BEATLES
Label:EMI UK
発売日:2009-09-09

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カスタマーレビュー

Revolver (Dig)

サイケデリックの扉を開けたとされる66年リリースの7枚目。ディストーションギターが鳴り響く曲から、インド音楽の要素を取り入れた曲、弦楽八重奏をフィーチャーした作品、果てはテープの逆回転を取り入れた曲まで、思いついたアイデアをすべて迷うことなく実験しきったアルバムだ。 <br>半面、ポールのメロディ作りの才能が全開し、<5>をはじめ、彼の最高傑作に数え挙げられる楽曲が複数収録されている。あまりにも凝ったレコーディングのためライヴで再現できる曲が少なく、彼らのライヴ活動停止の理由の1つとなった。(星野吉男)

The Beatles と共に育ったんだ

いや正確にいうと…、
昭和20年代生まれの僕は、音楽感も生活も…ありとあらゆる面で彼らに腕を引っ張り上げられ背中を押されました。
若い連中が時をさかのぼりながらどう言おうと、これは紛れもない僕の歴史です。
そんなことをふと考えながら、The Beatles の LP Album "Revolver" を久しぶりに聴きました。
当初 Single が発売されるたびに女の子が追い掛け回している頃の The Beatles のレコードは、
なんとも気恥ずかしくてレコード店で買えない気分になり、
1枚も手にすることはありませんでした。
でも "Beatles for Sale"(あの疲れたような彼らのポートレートのジャケット)あたりから状況が変わり始めました。
良い音楽なんだから、男の僕でも The Beatles 聴いていいだろう?
…そんな風におずおずとしてはいましたが…。
でも当時の LP Album の購買欲は、
「あの Single が入った Album が欲しい」という気持ちから生まれていたものでした。
そんな流れの中「Rubber Soul」が発売されました。
値段の安い輸入盤を買っていた僕は、最初「米キャピタル」版を購入しました。
しかしこれは、「英EMI」版のオリジナルとは曲順も曲数も違い、さらに入れ替えられた曲まであるという、
米キャピタル社がアメリカ国内向けに編集したものでした。
友人の東芝版を聴いてからその違いを知り、
どうしても…という思いでなけなしの小遣いを貯めて「英EMI」版を買いに走ったことが、
今でも昨日のような気がします。
誰もがトータルアルバムとして「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」を選ぶのは理解するけれど、
僕は「Rubber Soul」を米・英版を聴き比べて、
初めて曲並びの良さ、Album として本来あるべきもの(Single 発売曲の寄せ集めではない)を感じたのです。
こんなことがなければ Album の在り方への理解と考え方や構成の重要性など、
もっともっと何年も先に知ることになったはずです。
そして「Rubber Soul」の次の Album が、
この「Revolver」(The Beatles 7枚目の LP Album)です。
当時この Album が実際に発売されるまで、
公式に発表された発売日からずいぶんと長い期間延期され待たされたのを記憶しています。
やっと手にして針を落として耳を傾けた「Revolver」、
Taxman の低いつぶやきのカウントで始まった冒頭から Tomorrow Never Knows まで、
スピーカから溢れ出る彼らのサウンドに期待以上…いや、完全に打ちのめされた僕がいました。
本当に待っただけの…いやいや大きな価値あるものでした。
そして多岐に渡る様々なサウンドと構成に、
The Beatles がロックバンドというレッテルを、
4歳からヴァイオリンを弾いていた僕の頭から完全に引っぺがした記念すべき Album だったのです。
John、Paul、George、Ringo。
彼らは確かに純粋に音楽し成長し続けていました。
彼らと共に60年代をリアル体験できた Monument のひとつ。
この Album は、間違いなく僕のとてつもなく大きな存在なのです。
この Revolver の位置は、
初期の The Beatles が行き着いた到達点と考えても良いし、
後期の彼らの出発点と考えても良いと言う存在でしょう。
若い人たちがまずこの Album を手に入れたら、
ここから後期の The Beatles に進むも良し、
初期の The Beatles にさかのぼってゆくのも良し。
ただリストからはずさないで欲しい1枚です。

180秒編曲術の集大成

ラジオ向きに曲を3分以内にまとめる事は、特に60年代までは重要な要素だったらしく、ドアーズの長いLight My Fireは半分以下に再編され、逆にボブ・ディランのLike a Rolling Stoneは長いままシングルリリースされ話題になったほどである。そんな時代にコンパクトな楽曲による大衆性と芸術性の両立に最も成功したのがTHE BEATLESであり、その究極のアルバムが本作かと思う。
とにかくこの内容で収録曲全て3分以下は驚異的。どこを切っても有名曲で、今更語っても野暮だが、ほぼ同じ時代にヴァニラフェッジがリリースしたEleanor Rigbyのカバーが、非常に長く展開された曲になった事実からも、短くとも濃いオリジナル曲の凝縮ぶりがわかると思う。次作以降、さらにアルバム指向を強める史実(さらに周囲も追随)を振り返ると、シングル指向時代におけるヒットメーカーTHE BEATLESの最高傑作アルバムに間違いないと思える。

このあたりから孤高の世界に突入

1966年、コンサートをするのが段々いや(飽きて)になってきて、アルバム作りに力を入れだしてきていたビートルズの「ラバーソウル」に次ぐアルバム製作の成果がこのレコード(当時)であります。ここからどんどん独自の孤高の世界を切り開いていきます。なんといってもビートルズのすごいところは決して独りよがりにならず、「えーなんかビックリやなあ、ついていけへんなあ」と思いつつ毎日聞いていたら「やっぱりビートルズやすごいわ」となってくるところが他のアーティストと違うところです。だから革命児なんですね。聞きものはやはり「トゥマロー・ネヴァー・ノウズ」でしょうか?「なんやこれ!」の代表みたいな曲です(蛇足ながらスティーブ・マーカスのカバーも素敵ですのでまた聞いてみてください)。テープの逆回転という当時では新しい試みでした。ジャケットデザインはハンブルグ時代からの盟友クラウス・ブウアマンです。このカバーデザインも当時はビックリしましたね。このへんはレコードの方がいいですね。CD時代になってからは楽しみが減りました。

リマスターで蘇る、音のコラージュ!

リマスターチームが、今回の作業で「一番劇的に変わった!」と太鼓判だったのが、この中期ビートルズの傑作。スタジオワークだけの観点で見れば、次作「サージェント〜」に一歩譲るものの、各楽曲のクオリティ(捨て曲無しの傑作ばかり!)と合わせて考えれば、こちらに軍配があがるだろう作品である。今回のリマスターは、リミッターを上げて音圧を増強し、ノイズを取り除くだけ、といった荒っぽい作業ではなく、オリジナル盤のダイナミックレンジにも目配せした、丁寧なマスタリング作業を施しているために、様々なアイデアを、まだまだ発展途上の当時のアナログ機材で重ね合わせた、スタジオワークの結晶のような作品だからこそ、リマスター効果がより大きく出ている感じだね。
 モノクロのイラストと写真のコラージュによるジャケットの印象そのままの、“音のコラージュ”ともいうべきジョン作(14)に特に顕著だけど、録音テープの切り貼りやテープ・ループに、歪ませたボーカル処理によって醸し出された“浮遊感”みたいな感触が、リマスター効果でよりクリアになった感じがします。
 その他にも、(1)では、ジョージ作品だと妙に張り切る(笑)ポールのうなるベース、(2)での弦楽8重奏や、インド音楽を取り込んだ(4)でのシタールの幽玄な響き、(3)での逆回転ギター、(5)でのクラシカルなコード進行とビートルズのコーラスワークの美しさ、(6)での効果音、(13)でのホーンの音色、(8)のようなパワーポップ系曲でのアタック感などなど、各楽器ごとの音の分離がくっきり鮮やかに蘇り、「そんなところにこんな音が!」といった新たな発見が多いアルバムですね。若い人にとって、初めて聴くビートルズ体験が、この音なんて、羨ましいですね…。

サイケ突入期の大傑作

ビートルズのアルバムでは最も内容の濃いアルバムだと思います。
1曲目でR&Bな曲調・アレンジなのに逆回転のギターが絡んでサイケになっていく物凄い発明を見せつけます。
最後の「トゥモロー・ネバー・ノウズ」でこれぞサイケという時代を先駆けた曲でアルバム閉める素晴らしい構成。
ライヴをまだ続けていた時期だけにバンドアンサンブルとしてもかなりの高いレベルにあります。
楽曲の冴も素晴らしく、後にポール・マッカートニーがこのアルバムの自身の全曲を再録音・またはライヴで
取り上げたことからも自信の程が伺えます。
今一番評価の高いのはこのアルバムではないでしょうか。

コンセプト・アルバム

70年代に入って次作「サージェント」の評価はロック史上の最高傑作とまで言われるようになった。多くの欧米の評論家によってそう言った流れが生まれた。そこで,私は何度も何度も「サージェント」を繰り返し聞いたものだったが,出てきた結論は「リボルバー」のほうが私にとって遥かに斬新で革新的でコンセプトを持っている音であると言う事だった。
それにも増して,このアルバムの各曲は実に充実した作曲実績を残している。
ジョージの3曲は彼のB4時代の中でもかなり高いレベルのものだし,バンドの晩年はポップ・ソングに終始したポールでさえ斬新で美しい旋律の歌曲を提供しているし,ジョンのアイデアと才能は明らかに次作以上のインスピレーションを見せている。
「ラブ・ユー・トゥ」はジョージが作ったインド系ロックの最高傑作だと思うし,「エリノア・リグビー」「グッド・デイ・サンシャイン」「フォー・ノー・ワン」でポールは類稀なメロディーメイカーの才能を誇示している。
そして,リンゴまでが彼の生涯を決めた「イエロー・サブマリン」を熱唱する。私はこのアルバムのジョンの曲は彼のキャリアーの中でもピークに値するものではないかと思う。彼の活動は「アマチュアの極致」と言われていたが,ポールのようなプロ職人ではなく,気分次第でアイディアが溢れてくるタイプなのだろう。奇作「トゥモロー・ネバー・ノウズ」の前にはどんな名曲も輝きを失いそうだ。ビートルズの頂点は,40年近くが過ぎてもここに存在している。
そんなアルバムである。

赤盤青盤・ビートルズ1に収録もれの名曲がいっぱい

今から25年くらい前に中学生だった私が
はじめてこのアルバムをきいたとき
なかなか好きになれなかったのですが
今では一番好きなアルバムです。
このアルバムはまるでワインのように
長期熟成タイプなのかもしれませんね。
このアルバムの中でも一番好きなのが
「トゥモローネヴァーノウズ」です。
いろいろなアーティストがカバーしていたり
タイトルだけを真似たりしていますよね。
ライヴでも使用されることが多いのでうれしく思います。
2006年7月のコールドプレイ来日公演では
照明がおとされたあとにビートルズの
トゥモローネヴァーノウズが大音量でかかり、
その後コンサートがスタートしました。
2005年2月のケミカルブラザーズ来日公演でも
最初にケミカルがアレンジした
トゥモローネヴァーノウズかかっていましたよ。
別のアーティストからビートルズを
知るきっかけになればいいんですが・・・・

無から有を作った奇跡的アルバム

ラバーソウルの影響によって遅まきながら
他のグループが次々と実験的音楽を作っていく中
ビートルズはすでに他の誰もがたどり着いたことのない次元にいた。
TOMORROW NEVER KNOWSという怪物としか言いようがない
同時代のほかのグループにしてみたら
どうやって録音したかも分からないようなとんでもない曲を製作していたのだ。
なによりもこの曲は実験的でありながら、キャッチーな
ビートルズサウンドというオブラートに包まれているのが凄い。
これは芸術性と大衆性の融合という一流の芸術家でも難しい偉業を
いとも簡単に達成してしまったということに他ならない。
ラブミードゥーでのデビューからわずか4年後の出来事だった。

王道を指し示し、その通り時代がついて行った

リボルバーは先入観を排除し、そのまんま受け止めるのが一番。ジャケットを眺め(CDは小さいのが残念)、歌詞カードを拡げ、好きな飲みもでも脇に置いて、ゆったりと。ビートルズはロックだからとフルボリュームで聞く時代も過ぎたし、そんな中でジョンやジョージの不思議な世界を瞑想し、ポールの抜群なメロディーを堪能、とぼけてはいるが実によくアイデアが練られたリンゴのイエローサブマリンの色々なパートや効果音に耳を澄ませるなど、耳から入ったものをそのまま素直に受け入れる。僕はこのアルバム全体を支配する気だるさや緊張感がとても好きです。そしてジャケットの素晴らしさといったらため息が出る程です。僕は30年前の中1の時に自己2枚目のアルバムとして購入、当時から作品全体がとても好きでした。現代リスナーの耳ではこれが実験を試した作品だなんて信じられないと思います。時代が後から追いついたことより、ビートルズが決してアバンギャルドとか奇をてらうでなく王道を指し示し、その通り時代が付いて行った事に本当に驚愕の思いがする。

透明

ビートルズの中でもやはり特別な意味を持つ作品でしょう。
アナログとデジタル(現在から見ればどちらもアナログでしょうが)、
理性と感情、素面と酩酊、ジョンとポール。
あらゆる対極の存在が一つの音の中に共存する奇跡的なバランス、これが「リボルバー」
を発表から40年近く経った現在でも未だに我々が捕らえ難い段階に置く要因だと思います。
ビートルズの、と言うよりは世界に存在するほとんどのアルバムには
色がありますが、このアルバムにはそれがない。
浮かぶイメージは、フリーハンドで引いた直線。
他の素晴らしいレビューがたっぷりあるので、個々の曲の感想は省略して
感じたものだけを書かせてもらいました。

商品詳細・現在価格
カスタマーレビュー

他にも…

RUBBER SOUL
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