狂気への誘い(紙ジャケット仕様) / ブルー・オイスター・カルト

狂気への誘い(紙ジャケット仕様)

狂気への誘い(紙ジャケット仕様) / ブルー・オイスター・カルト

Label:Sony Music Direct
Artist:ブルー・オイスター・カルト
発売日:2007-06-20

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元祖ヘヴィーメタル!

ニューヨークの狂気とうたわれたブルーオイスターカルトの記念すべきファーストアルバムです。
プロデューサーのサンディ・パールマンが彼等を売り出す為にヘヴィーメタルという言葉を初めて大々的に用いた故、BOCは元祖ヘヴィーメタルと呼ばれていました。当時のロックシーンを見渡してみると、BOCがいかに異端であるかがよくわかると思います。
さてこのアルバムには彼等の代表曲がズラリと並んでいます。アルバムとしての完成度はセカンド、サードに劣るかもしれませんが、ロックファンに与えた衝撃はどのアルバムよりも大きかったはずです。
このことは一曲目の『狂気同盟』を聴けば納得していただけるのではないでしょうか。

カオテッィック・ヘヴィ・ロック

泣く子もわめき叫ぶブルー・オイスター・カルトのファースト・アルバムです。ライブには必ず顔を出す代表曲のテンコ盛り! スタート・ボタンを押したが最後、オープニング『狂気同盟』(なぜか『悪魔同盟』になっていますね。ヤッパりヤバいのか)のずりずりいうイントロから、ラストの『底なし地獄』(ボーナス・トラックは除く)が終わるまで、否応なしに怪奇と幻想の世界をに幽閉されてしまいます。ギター・サウンドが絶叫する『炎の街』、なにやらラリパッパした『星への階段』に『キスの前にはドラッグを』、血が凍るほど恐ろしくて美しい『5月の最後の日』などなど、どれもが名曲です。セカンド以降の方が、バンドのまとまりや完成度は高いかもしれませんが、カオスが牙をむくこのファートこそが最高だと断言してしまいましょう。

もっとも、「らしい」アルバム。名盤!

ヘヴィー・メタルというとよく引き合いに出される彼らだが、この1枚目では、特にギンギンのハードロックをやっているわけではない。
ギター主体の軽快なハードロックをやるのは次作以降で、本作は60年代サイケ(ドアーズやヴェルベット、MC5等)を踏み台に、しかしどこまでもクールで、聴き手の感情移入を拒絶したようなシニカルで落ち込むようにけだるい内向的なヘヴィーロックをプレイしている。
いきなり聴き手の日常感覚を狂わすようなイントロの1曲目といい、文学やオカルト、超自然、SFといったものに材を得る彼等独得のスタイルはこのアルバムから既に現れている。彼らのマニュフェスト色の強い作品であり、同時に最もブルーオイスターカルトらしい作品。
一般のHR/HMファンはこれを聴いても「音楽的に」何か物足りなさを感じるかもしれない。しかし、これが彼らの1stであるという事実にはぶっ飛んでしまう。外に放出されるエネルギー以上に内に込められた、鬱屈とした煮えたぎるようなパッションとインテリジェンスを感じさせる、何とも名状しがたいサウンドだ。彼らの代表作の一つ。

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