My Life in the Bush of Ghosts / Brian Eno

My Life in the Bush of Ghosts

My Life in the Bush of Ghosts / Brian Eno

Artist:Brian Eno
Label:Nonesuch
発売日:2006-04-10

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My Life in the Bush of Ghosts

ブライアン・イーノとデヴィッド・バーンの『My Life in the Bush of Ghosts』は完全な幻想だ。「作り込んだ」ヴォーカル、カット&ペーストのアレンジ、ファンクのリズムと世界のあらゆるものから受けた影響を包括し、この2人の物議をかもす作品は、現代のダンス・ミュージック、ワールド・ミュージック、ヒップホップ、オルタナティヴ・ロックの創造的な相互交換作用と技術的な革新を予言した。『My Life in the Bush of Ghosts』のこだまはビンテージのヴォーカル・サンプルで作ったモービーのアンセムにも、ミッシー・エリオットとティンバランドの抜群にエキゾチックなビートにも、シェーヴリー・コーポレーションの中東のアクセントが効いたチルアウトな曲にも、ビョークの超自然的な音景にも聞こえている。

今聴いても新しく感じるジャングルのような雰囲気のニューウェイブロック

このアルバムが発売された当時初めて聴いた時のことは今でも覚えています。
1曲目「アメリカ・イズ・ウェイティング」のいまだかつて聞いたことのないような斬新なビートとリズムは1回聴いただけですごい衝撃を覚え、完璧にハマってしまいました。
それからしばらくの間は毎日毎日1曲目だけリピートしました。自分が今までで一番多く聴いた曲ではないかと思います。
29年経ってもその音楽性は全く色褪せず新鮮です。
不思議なリズムと体を内側から揺さぶるズンズンと押し寄せるような低音のアタックがすばらしく、リマスターによって音は一層迫力を増しています。
風変わりな主旋律にうねるような低音が絡み出し、徐々に迫力を増していく曲構成はとても完成度の高いものです。バーンとイーノの個性が高次元でぶつかりあって融合していると思います。サンプリングした声やミヤマガラス?の声のミックスも見事というより他ありません。2度とこういう作品は聴けないのではないかと思います。
ちなみにこの曲を小音量で聴くと低音が目立たず微笑ましさすら覚えるようなかわいい?リズムですが、大音量で聴くと凄まじい迫力のロックに変わり、まるで音のパンチをあびているようです。この1曲だけで5つ星大推薦ものですが、他にもエキゾチックでスリリングなスロービートに、朗誦のようなサンプリングの歌唱がぶっとんでいる「レジメント」がすばらしいと思います。
リマスターで未発表曲が追加されているだけでなく、「ザ・キャリアー」では思わずはっとするような音声が追加されていたりと、本作はすでにオリジナル盤を持っている方にも一聴の価値があります。
ロック、アンビエント、ファンク、ニューウェイブなどさまざまな要素を融合した本作は、リスナーを「ブッシュ・オブ・ゴースツ」にトリップさせてくれること間違いなしです!

コーランが削除されている!

リマスターされてお蔵入りのボーナストラックもあって嬉しいが、コーランが911以降の世界情勢の影響なのか、削除されてしまった。とはいえ本作はレジメント(フリップも作曲で参加、クレジットにはないが、本当はギターも弾いている?)だけでも聴くに値するくらいですよ。テレビ、ラジオ、レコードなどから声のみアナログサンプリングしてループや逆回転などの編集をしている。しかしこの時代のアナログ技術を駆使しイーノの十八番のテープでいじくり回し、著作権を克服し製作したこと自体が凄い。

今もトップランナー

サンプリングという概念がなかった頃に、イーノとバーンはラジオのトークショー、説教師、アラビア語の歌声をテープにサンプリングして、この作品を作った。バーンは言う。
「ミュージックを作ることで僕らはスイッチをオンにするんだ。実際、驚くべきことに、自分たちが書いたり歌ったりしなくてもありとあらゆる感情を感じさせることができる。ある意味ミュージックを作るということは(うまくいった時には)自分たちとリスナーの感情を掘り起こす建設機械を作るということなんだ。」(付属ブックレットより和訳)
イーノやジョンハッセルとの交流の中でバーンがアフリカ音楽にのめり込んだこと、リメインインライトよりも前にできていたのに、著作権をクリアするのに時間がかかって後になってしまい、一部作り直した話とかおもしろい。(英語)
オリジナルリリースであったQu'Ranがイスラム教の冒涜の恐れで含まれないのは残念!!!だが、音が良くなってMountain of Needlesはツンツンしている。追加の7曲も良いが別CDのほうが良かった。
ジョンケージ→スティーブライヒのテープループ→イーノのミュージックフォアエアポートから連なる音楽史上の重要な作品と考える。

エイモス・ツッチュオーラ

イーノ氏とバーン氏の共同名義によるアルバム。
イーノ氏はそもそも、ソロ名義よりも共同名義の作品の数が多いくらいだから
何も違和感が無い。
再リリースにあたり、全面的にリマスタリングが施されて、各楽器の素材感は勿論、テープ録音された
ラジオ音声も極めてクリアになって蘇った。
但し、オリジナルにはあったコーランの朗読録音部は当局からの圧力からか、削除されている。
また、ヴィデオ画面の粒子画像のアップであったオリジナル・ジャケットのスリーヴは差し替えされ
同じヴィデオ粒子画像とはいえ、ボックス風のパッケージの中にジュエル・ケース盤が入れられている。
同時に没となったアウト・テイクが数曲ボーナス・トラックとして。
これは、没になるだけのトラック達だからあまり魅力はない。
封入されているブックレットの記述は詳細であるものの、英語力が極めて低い
私では限界超え。
そのブックレットに録音時の貴重な写真が数枚、入っているがイーノ氏バーン氏とともに
いつも別の人間が写っている。あれは誰であろうか?
今でいうサンプリング・マシンが無い時代にフィールド・レコーディングした、アフリカ、中東、などの
キリスト教以外の国家でのラジオ放送を主体に、独特のファンクに被せていく。
バックの演奏陣なども強烈で、当時の最高のスタジオ・ミュージシャンといえるのではないか。
録音時期はT・ヘッズの「リメイン・イン・ライト」の前にされていた筈だが、どうだろう。
つまり、ファンク3部作ともいえる本作と「リメイン〜」、それとバーン名義の
「キャスリン・ホイール」は演奏陣含め、ほぼ同時に進んでいたのではないだろうか。
同時にイーノ氏は、ここでのファンク感覚を生かしてジョン・ハッセル氏(SAX)とのコラボ作も
作り上げている。実はイーノ氏の音楽的資質に「ファンク」という概念は極めて薄く
ヘッズやバーンとの交流でファンクを自分のものにしていったのである。
つまりこの時代はファンク、がキーワードだとイーノ氏も認識していた。
それはこのアルバムが偶然にしろ、生まれた結果、現在までも連綿と続いている。
あの時代を経験した、しないに関わらず誰もが「ファンク」の呪縛から逃れられないのである。

夏場に聴く名盤

nonesuchからの再発で出ていたのは知っていたが今まで価格が下がるまで待っていたもの。この10年以上聴いていなかったにもかかわらずまったく古さを感じないこと、新たに未発表の6曲が加わりうれしい。当時のPVがパソコンで見れるが、フラッシュメモリーで最初はコピーが取れなかったが、sonyの新しい変換ソフトのおかげで音質が向上して対応できるようになったはうれしい限りです。

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他にも…

Remain in Light
Fear of Music
Before & After Science
The Pearl
ANOTHER GREEN WORLD-REMAS
AMBIENT1/MUSIC FOR AIRPOR
Apollo: Atmospheres and Soundtracks/Remastered
ルック・イントゥ・ジ・アイボール
Little Creatures
My Life in the Bush of Ghosts

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