Scott 3 / Scott Walker

Scott 3

Scott 3 / Scott Walker

Artist:Scott Walker
Label:Fonta
発売日:2000-06-14

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アイドルではない

 1960年代中期から後期にかけてアイドルとしても絶大な人気を誇ったスコット・ウォーカーのソロ3作目です。しかしながら,ここで聴かれるのは,ストリングスをバックに歌われるスコットの陰鬱ともいえる歌声であり,アイドルという言葉の対極にあるものと言っても過言ではありません。彼の歌声はロック・シンガーというよりも,どちらかといえば正統派のポピュラー・シンガーの系統にあるものですが,その(顔に似合わぬ(^^;)深い歌声は,聴く者の心奥深くに入り込んでくるのです。決して明るいサウンドではありませんが,最近のミュージシャン(たとえばRadioheead)からリスペクトされているというのも理解できるような気がします。

本格派の歌唱力

このアルバムは、小生が中学生の時に少ない小遣いを貯金して最初に購入したもので、たいへん印象に残っています。当時の小生にとって歌詞の中のスコットの心情など理解するには程遠く、後に発売された「any day now」とともに知り合いの喫茶店に譲ってしまい非常に後悔をしました。その後色々とあたってはみたが探せなくて、最近になってAmazonで検索し早速購入しました。いつかのインタビューでスコットが「トニー・ベネットのような歌手を目標にしている。」と言っていた気がしますが、アイドルから本格派の歌手に脱皮してから最高のアルバムではないかと思う。特にブレル作品の「funeral tango」ですが、これは、死後の男の周りに集まった身内を男の目で観察し滑稽に歌い上げたもので、情景が目に浮かぶようです。また、「two weeks since you've gone...」もいつまでも耳に残っています。一押し、二押し、三押しです。

スコットの再発見

 まだ、スコットウォーカーが、アイドルの余韻をもっていた時代、EPで思い出のシンシナティというレコード出しました。そのB面が、君が去って2週間たちでした。曲想自体で一つのストーリが出来そうなものでした。しばらく、社会人となり、音楽自体から離れて、また、しばらく聞きたいなと思っていたら、スコット自身がすごく陰影がある人生を歩んでいたことが分かりましたが、そのアイドルから脱皮していく時のアルバムとして、今、聞くと、進みすぎていた苦悩を感じます。

work which is ahead of time

この作品は時代の先を言ってしまったアルバムです。何度聞いても、こんなアルバムが1968年に出ていたということが信じられません。アルバム製作にかかわるいろいろな当事者間の、決してきれい事ではない妥協と”幸運”な誤解とスコット自身のそれまでの商業的な成功が可能ならしめた一時的な発言力が、このような偶然としか思えないアルバムの製作を可能にしたんでしょう。big louise, two ragged sodiers, copenhagen,winter nightなどの詩と音楽の幸福な共存は、すばらしいサッカーチームと同じで、一瞬の夢にしか過ぎなかったことはその後のスコットの軌跡が示しているとおりです。しかしなんという時代を超えた夢だったのでしょうか。ところでこのアルバムのカバー写真は、スコットの最初の奥さんの写真といわれています。

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